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高精度協働ロボットのFAIRINO(フェアリノ・ファイリノ)

Tool Coordinate System (TCP: Tool Center Point) in Industrial Robotics

ツール座標系(TCP)

ツール座標系(TCP:Tool Center Point)とは、ロボット先端工具を基準として定義される座標系です。


溶接トーチ先端、グリッパー中心、レーザー焦点など「実際に作業を行う点」を原点として設定します。


ロボットはTCPを基準に軌道計算や姿勢制御を行うため、その精度が加工品質や作業安定性を左右します。


■TCPの役割


ツール座標系は以下の制御に関与します。


・加工軌道の生成

・姿勢制御

・直線補間(CP制御)

・工具交換対応


TCPが正しく設定されていないと、位置ズレや干渉事故の原因になります。


■ベース座標系との違い


・ベース座標系 → ロボット本体基準

・ツール座標系(TCP) → 工具先端基準


加工や溶接では、ツール座標系が実質的な動作基準です。


■TCP設定(キャリブレーション)


一般的な設定方法は以下です。


・4点接触法

・自動キャリブレーション機能

・測定治具による補正


特に工具交換後は再設定が必須です。


■設計時の重要ポイント(プロ視点)


検討すべき要素は以下です。


・工具長さ

・取付角度

・繰返し精度

・重量変化

・衝突リスク


特に重要なのは、工具交換後の再校正と精度検証です。


微小な誤差が加工不良につながります。


■協働ロボットでの注意点


協働用途では、


・接触力制御との整合

・安全停止距離

・ISO 10218/ISO/TS 15066適合


を考慮する必要があります。


TCPの誤設定は安全リスクにも直結します。

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