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高精度協働ロボットのFAIRINO(フェアリノ・ファイリノ)

Robot PROFINET

ロボットProfinet

ロボットPROFINETとは、産業用ロボットや協働ロボット、PLC、サーボモーター、I/O機器、画像処理装置などを高速かつリアルタイムで接続するための産業用イーサネット通信規格です。PROFINETは「Process Field Network」の略称で、ドイツのPI(PROFIBUS & PROFINET International)によって策定・管理されており、世界中の製造業で広く採用されています。


一般的なEthernet(イーサネット)は、パソコンやサーバーなどのデータ通信を目的としていますが、通信タイミングにばらつきが生じる場合があります。一方、PROFINETは産業機器の制御に特化しており、リアルタイム性、高い信頼性、設備全体の統合制御に優れていることが特徴です。


ロボットでは、次のような用途で利用されています。


・PLCとの通信

・ロボットの動作開始

・停止制御

・I/Oデータの送受信

・サーボシステムとの連携

・画像処理装置との通信

・安全機器との情報共有

・生産設備全体の同期制御

・MESやSCADAとの連携


特にSiemens(シーメンス)製PLCとの組み合わせで利用されることが多く、欧州を中心に多くの自動化設備で標準的な通信方式となっています。


◆つまりロボットPROFINETとは、ロボットとPLCや周辺機器を高速・高信頼に接続し、自動化設備全体を制御するための産業用通信ネットワークのことです。



■ロボットPROFINETの役割


ロボットPROFINETの主な役割は、ロボットと設備全体をリアルタイムで接続し、高速かつ安定した制御を実現することです。


主に次のような目的で利用されます。


・PLCとの高速通信

・設備全体の同期制御

・I/Oデータの共有

・サーボシステムとの連携

・画像処理システムとの通信

・安全機器との統合

・生産データの共有

・スマートファクトリーへの対応


◆つまりロボットPROFINETは、

 設備全体を一つのネットワークとして効率よく制御するための通信基盤です。



■なぜ重要なのか


現在の製造ラインでは、ロボットだけでなく、多くの設備が連携して動作しています。


例えば、


・PLC

・サーボモーター

・画像処理装置

・コンベヤー

・センサー

・安全機器

・検査装置

・MES

・SCADA

などです。


これらの設備が正確に通信できなければ、


・設備同士が同期できない

・ロボットへ正しい指令を送れない

・異常情報を共有できない

・ライン全体が停止する

・生産効率が低下する

といった問題が発生します。


一方、PROFINETを採用すると、


・リアルタイム通信ができる

・設備全体を統合管理できる

・高速なI/O通信が可能になる

・異常時の情報共有が迅速になる

・設備拡張がしやすくなる

といったメリットがあります。


◆そのため、PROFINETは産業用ロボットを含む自動化設備全体を支える重要な通信技術となっています。



■基本的な考え方


PROFINETは、一般的に次のような仕組みで動作します。


1. PLCが通信を管理する

PLCがネットワーク全体の制御を担当します。


2. 各機器へデータを送る

ロボットやI/Oユニット、サーボなどへデータを送信します。


3. 各機器が情報を返す

状態情報や異常情報をPLCへ返します。


4. リアルタイムで設備全体を制御する

設備全体が同期しながら動作します。


◆つまりPROFINETは、PLCを中心として設備全体をリアルタイムに連携させる仕組みです。



■EtherCATとの違い


PROFINETを理解するうえで重要なのが、EtherCATとの違いです。


△PROFINET

設備全体の制御やPLCとの統合に優れています。


△EtherCAT

超高速なモーション制御やサーボ同期制御に優れています。


つまり、

・PROFINET=設備全体の統合制御向け

・EtherCAT=高速モーション制御向け

という違いがあります。



■EtherNet/IPとの違い


EtherNet/IPも産業用イーサネットですが、特徴が異なります。


△PROFINET

欧州を中心に普及し、Siemens製PLCとの親和性が高い通信方式です。


△EtherNet/IP

Rockwell Automation(Allen-Bradley)製PLCとの組み合わせで広く利用されています。


つまり、

・PROFINET=Siemens系設備で多い

・EtherNet/IP=Rockwell系設備で多い

という違いがあります。



■PROFIBUSとの違い


PROFIBUSはPROFINETの前世代にあたる通信規格です。


△PROFIBUS

シリアル通信を利用するフィールドバスです。


△PROFINET

Ethernetを利用する高速ネットワーク通信です。


つまり、

・PROFIBUS=シリアル通信

・PROFINET=Ethernet通信

という違いがあります。



■ロボットでの使われ方


PROFINETは、特に次のような場面で利用されます。


1. PLCとの設備制御

ロボットの開始・停止や状態監視を行います。


2. I/O通信

周辺機器とのデータをやり取りします。


3. 画像処理システム

検査結果や位置情報を共有します。


4. 安全システム

安全PLCや安全機器と連携します。


5. スマートファクトリー

MESやSCADAへ生産情報を送信します。


◆つまりPROFINETは、設備全体をネットワークで統合するための通信規格として利用されています。



■主なメリット


PROFINETには、一般的に次のようなメリットがあります。


1. リアルタイム通信が可能

設備全体を高速に制御できます。


2. Siemens製PLCとの親和性が高い

欧州系設備で広く利用されています。


3. 設備全体を統合しやすい

ロボット、PLC、I/O機器などを一元管理できます。


4. 拡張性が高い

設備追加やシステム更新に対応しやすいです。


5. 多くのメーカーが対応している

国際的に普及している通信規格です。



■注意点


一方で、PROFINETには注意点もあります。


1. 対応機器を確認する

最も重要なのは、ロボットやPLCがPROFINETに対応していることです。


2. ネットワーク設計が必要

IPアドレスや機器名などを適切に管理する必要があります。


3. リアルタイム設定を理解する

用途に応じた通信クラスや更新周期を設定することが重要です。


4. ケーブル品質も重要

産業用Ethernet対応ケーブルの使用が推奨されます。


5. 保守資料を整備する

ネットワーク構成や通信設定を記録しておくことが重要です。



■実務で重要なポイント


PROFINETを導入・運用するには、次の点が重要です。


1. 接続機器を確認する

最も重要なのは、すべての機器がPROFINET対応であることを確認することです。


2. ネットワーク構成を整理する

IPアドレスや機器名を管理します。


3. 通信更新周期を設定する

必要な応答速度に応じて最適化します。


4. 実機で通信確認する

通信速度や同期性能を検証します。


5. 保守資料を整備する

配線図や設定情報を記録します。


6. 将来の拡張を考慮する

設備追加にも対応できる設計にします。



■よくある課題


PROFINETでは、次のような課題が起こりやすいです。


・対応機器を確認していない

・IPアドレス管理が不十分

・機器名設定を誤る

・ネットワーク設計が複雑になる

・通信周期を適切に設定していない

・保守資料が不足している

・設備追加時に設定変更が必要になる

・通信テストを十分に行っていない


◆このため、PROFINETは単なる通信方式ではなく、

 ネットワーク設計、設備構成、保守性まで含めて構築すべき重要な産業用通信規格として扱う必要があります。



■自動化との相性


PROFINETは、自動化設備との相性が非常に良く、Siemens製PLCを中心とした生産ライン、ロボットシステム、画像処理設備、安全システム、スマートファクトリーなど幅広い分野で利用されています。


主なメリットは次の通りです。


・リアルタイム通信が可能

・設備全体を統合しやすい

・PLCとの親和性が高い

・設備拡張しやすい

・多くのメーカーに対応している

・スマートファクトリー化を推進しやすい



■まとめ


ロボットPROFINETとは、ロボットとPLC、I/O機器、画像処理装置、安全機器などを高速かつリアルタイムに接続するための産業用イーサネット通信規格です。特にSiemens製PLCとの組み合わせで多く採用されており、設備全体を統合して制御できることが大きな特徴です。


実務では、対応機器の確認、ネットワーク構成、通信更新周期、保守資料の整備、将来の拡張性を考慮して設計することが重要です。適切に導入・運用できれば、自動化設備全体の信頼性や生産性を大きく向上させることができます。

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