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高精度協働ロボットのFAIRINO(フェアリノ・ファイリノ)

Robot Payload: Definition, Rated Load, and Selection Considerations

ペイロード(可搬重量)

ペイロード(Payload)とは、ロボットが安定かつ連続的に搬送・操作できる最大質量を示す指標で、日本語では可搬重量と呼ばれます。

一般に「持てる重さ」と理解されがちですが、実務では単なる重量以上の意味を持ちます。


ロボットのカタログに記載されるペイロードは、

  • エンドエフェクター(工具・グリッパ)

  • ワーク(把持物)

  • 配線・配管・センサー類

をすべて含めた合計質量を前提としています。


さらに重要なのが、

  • 重心位置(重心距離)

  • 慣性モーメント

  • 姿勢変化時の動的負荷

です。

同じ重量でも、重心が手先から遠いほど関節にかかる負荷は急増します。


そのため実務では、

  • 定格ペイロードの70〜80%以内で設計

  • 高速動作時はさらに余裕を持たせる

といった安全マージンが取られます。


ペイロードを超過すると、

  • 繰り返し精度の低下

  • サーボ負荷増大

  • 減速機・ベアリング寿命低下

  • 安全停止の頻発

といった問題が発生します。


協働ロボットでは特に、

  • 人との接触時の安全性

  • 力・速度制限

も考慮されるため、**「軽いほど有利」**という設計思想が基本となります。


つまりペイロード(可搬重量)とは、

ロボットが「何を、どの姿勢で、どの速度で扱えるか」を決定づける最重要スペック

と言えます。

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