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高精度協働ロボットのFAIRINO(フェアリノ・ファイリノ)

Risk Reduction (Risk Mitigation in Industrial Safety and Robotics)

リスク低減

リスク低減とは、危険源(ハザード)によって発生する事故・傷害・設備損傷などの可能性を、許容可能な水準まで下げるための体系的な安全対策プロセスを指します。


製造業や産業用ロボット分野では、単に「危険をなくす」ことではなく、リスクを評価し、技術的・組織的対策によって合理的に低減することが求められます。


ISO 12100(機械安全―リスクアセスメント及びリスク低減)では、以下のステップでリスク低減を行うことが規定されています。


  1. 危険源の特定

  2. リスクの見積り(重篤度×発生頻度)

  3. リスク評価

  4. 保護方策の適用

この一連の流れが「リスク低減プロセス」です。


■リスク低減の三段階アプローチ

ISO 12100では、リスク低減は次の優先順位で実施することが求められています。

本質安全設計(Inherently Safe Design)

・危険速度の低減

・鋭利形状の排除

・重量物の軽量化

・可動範囲の制限

最も優先されるのは、「危険を設計段階でなくす」ことです。

安全防護および追加保護方策

・安全柵

・インターロック

・ライトカーテン

・セーフティPLC

・安全速度監視(SLS)

技術的な安全装置によってリスクを制御します。

使用上の情報提供

・警告表示

・マニュアル記載

・作業手順書

・教育訓練

最後に、運用面での対策を実施します。


■ロボット分野におけるリスク低減の重要性

協働ロボットや自動化設備では、人との接触を前提とするため、リスク低減は特に重要です。

例えば、

・速度を制限する・力を制限する・人接近時に減速する・異常検知時に安全停止する

といった多層的な安全設計が必要になります。

重要なのは、ロボット単体ではなく、ツール・ワーク・周辺設備を含めた“システム全体”で評価することです。


■リスク低減と「ゼロリスク」の違い

実務上、「リスクゼロ」は現実的ではありません。


リスク低減とは、・法規制・国際安全規格・技術水準・経済合理性

を考慮したうえで、「社会的に許容可能な水準」にまで下げることを意味します。


つまり、リスク低減は感覚的な安全対策ではなく、論理的かつ文書化された安全設計活動です。

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