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高精度協働ロボットのFAIRINO(フェアリノ・ファイリノ)

Redundancy (Dual-Channel Design): Fundamental Concept in Functional Safety

2重化(冗長化)

二重化(にじゅうか)/冗長化(Redundancy)とは、安全関連機能を1系統ではなく2系統以上で構成する設計手法です。


目的は、

1つの系統が故障しても、安全機能を維持すること

です。


ISO 13849-1やIEC 61508では、高いPL(Performance Level)やSILを達成するために不可欠な設計思想です。


■ なぜ二重化が必要か


安全回路が単一系統の場合、

  • 接点溶着

  • センサー断線

  • CPU故障

が発生すると、危険側故障につながります。


二重化により、

  • 両系統一致確認

  • 相互監視

  • 故障検出

が可能になります。


■ ロボット分野での具体例


  • 非常停止回路の2チャンネル入力

  • セーフティPLCの二重CPU構成

  • 安全ドアスイッチの二重接点

  • デュアルエンコーダ

これらはすべて二重化設計の例です。


■ カテゴリ設計との関係(ISO 13849)


カテゴリ

二重化

B / 1

基本なし

2

部分監視

3

二重化+一部診断

4

二重化+完全診断

高いPL(d / e)を達成するには、二重化が必須となります。


■ 冗長化と多重化の違い


  • 二重化(Dual Channel):2系統

  • 多重化(Redundant System):3系統以上も含む

安全分野では「冗長化」が広義で使われます。


■ 設計上の注意点


  • 共通原因故障(CCF)対策

  • 同一ケーブル経路の回避

  • 同一電源依存の回避

単に2系統にすれば良いわけではありません。


■ 現場目線での重要性


二重化は、

  • 協働ロボット安全機能

  • 非常停止回路

  • 安全通信

の信頼性を支える中核技術です。


安全は、

「壊れない設計」ではなく「壊れても安全な設計」

で成立します。


■ まとめ


二重化(冗長化)とは、


安全機能を複数系統で構成し、故障時でも安全状態を維持するための機能安全設計手法


です。

ロボット安全回路設計の“基本原則”と言えます。

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