
Payload (Communication Data)
ペイロード(通信データ)
ペイロードとは、通信データの中で実際に送信したい本来のデータ部分を指す用語です。
ネットワーク通信では、データはパケットやフレームという形式で送信されますが、その中には通信制御のための情報(ヘッダなど)も含まれています。
その中で、ユーザーやアプリケーションが送りたい本体データがペイロードです。
例えば、ネットワークパケットは次のような構造になっています。
(ヘッダ | ペイロード | トレーラ)
構成 | 内容 |
ヘッダ | 宛先IP、送信元IPなど通信情報 |
ペイロード | 実際のデータ |
トレーラ | エラーチェック |
つまりペイロードは、通信で運ばれる「中身」そのものと言えます。
■ペイロードの具体例
通信プロトコルによって、ペイロードには様々なデータが含まれます。
通信 | ペイロード内容 |
HTTP通信 | Webページデータ |
MQTT | IoTセンサーデータ |
Modbus TCP | PLC制御データ |
OPC UA | 設備状態情報 |
EtherNet/IP | I/Oデータ |
■パケットとペイロードの関係
ネットワーク通信では、データはパケットとして送信されます。
パケット構造の例
Ethernet Header
IP Header
TCP Header
Payload
この中で、最終的にアプリケーションが利用するデータ部分がペイロードです。
■ペイロードサイズ
通信効率に影響する重要な要素として、ペイロードサイズがあります。
項目 | 内容 |
小さいペイロード | 制御通信向き |
大きいペイロード | データ通信向き |
例えば、Ethernet通信では一般的に
MTU:1500バイト
が標準です。
この中にヘッダ情報が含まれるため、実際のペイロードサイズはそれより小さくなります。
■FA・産業ネットワークでのペイロード
工場の自 動化設備でも、通信データの中心となるのがペイロードです。
例
設備通信 | ペイロード内容 |
PLC通信 | I/Oデータ |
ロボット通信 | 状態データ |
センサー通信 | 測定値 |
画像処理 | 検査結果 |
例えば、PLCがセンサーから取得した値や、ロボットの位置情報などはペイロードとして送信されます。
スマートファクトリーでは、これらの設備データがネットワーク経由で収集され、MESやクラウドへ送信されます。
■まとめ
ペイロードとは、ネットワーク通信において実際に送信されるデータ本体部分を指す用語です。
パケットやフレームの中で、通信制御情報(ヘッダなど)を除いた実際のデータ部分であり、PLCや協働ロボットなどのFAネットワーク通信でも重要な概念となっています。
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