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高精度協働ロボットのFAIRINO(フェアリノ・ファイリノ)

Palletizing / Robotic Palletizing / Case Palletizing

パレタイジング(積み付け)

パレタイジング(積み付け)とは、箱、袋、製品、容器、部品箱などをパレット上へ一定のルールで整然と積み重ねる作業のことです。物流、食品、飲料、化学、医薬品、製造業の出荷工程などで広く行われており、人手作業だけでなく、ロボットによる自動化ニーズが非常に高い分野です。


パレタイジングの目的は、単に物を積むことではありません。輸送中に荷崩れしにくく、保管効率が高く、搬送しやすい状態を作ることが重要です。そのため、積み付けでは荷物のサイズ、重量、重心、箱の強度、段数、積み方のパターンまで考慮する必要があります。


製造現場では、出荷用ケース、段ボール、袋物、部品トレーなどをパレットに積み付ける工程として使われます。特に重量物や繰り返し作業が多い現場では、作業者の負担が大きいため、協働ロボットや産業用ロボットによるパレタイジング自動化が進んでいます。


■パレタイジングの基本


パレタイジングでは、次の3点が重要です。


・きれいに積めること

箱が傾かず、段ごとの位置が安定していることが必要です。


・崩れにくいこと

輸送や保管中の振動でも荷崩れしにくい積み方が求められます。


・効率よく積めること

※パレット面積を有効活用し、必要な数量を無駄なく積載できることが重要です。



■主な積み付けパターン


パレタイジングでは、製品形状や輸送条件に応じて積み方を変えます。代表例は以下の通りです。


・ブロック積み

すべて同じ向きで整列させる基本パターン。単純で積みやすい反面、横ズレに弱い場合があります。


・交互積み

段ごとに向きを変えて積む方法。荷崩れしにくく、安定性を高めやすいのが特長です。


・レンガ積み

レンガのように継ぎ目をずらして積む方法。安定性と荷重分散に優れます。


・ピンホイール積み

箱の向きを回転させながら組み合わせる方法。大型ケースや荷崩れ防止で用いられます。


※実務では、製品形状と輸送条件に合わせて、最適な積み付けパターンを選ぶことが大切です。



■ロボットパレタイジングの特徴

ロボットによるパレタイジングでは、単純な繰り返し動作を自動化できるため、省人化や作業負担軽減に大きく貢献します。特に次のようなメリットがあります。


・重労働の削減

・人手不足対策

・積み付け品質の安定

・夜間運転や長時間運転への対応

・出荷工程の自動化


※一方で、ロボットパレタイジングは「箱を持って置く」だけでは成立しません。ワーク供給位置、把持方法、パレット位置、積み付け順序、荷姿の安定性まで含めて設計する必要があります。

■実務で重要なポイント


パレタイジングを実際の設備として成立させるには、次の点が重要です。


・ワーク形状と重量

箱物、袋物、缶、樹脂ケースなど、形状によって把持方法が変わります。


・ハンド選定

真空吸着、クランプ、フォーク型、多点把持など、対象物に合ったハンドが必要です。


・パレット位置決め

パレットが毎回同じ位置にないと、積みズレや干渉の原因になります。


・積み付けパターン設計

荷崩れしにくく、必要数量を効率よく積める並べ方を考える必要があります。


・層替えや中間シート対応

段ごとに積み方を変える場合や、中間シートを挟む工程が必要な場合もあります。


・サイクルタイム

供給速度に対してロボットの処理能力が足りるか確認が必要です。



■よくある課題

パレタイジングでは、次のようなトラブルが起こりやすいです。


・箱サイズばらつきで位置ズレが起こる

・柔らかい袋物が変形して安定しない

・吸着が不安定で落下する

・段ごとの位置がずれて荷崩れする

・パレットの置き位置誤差で積み精度が落ちる

・高積み時にロボット姿勢が厳しくなる


※そのため、単なるロボット動作だけでなく、供給側の整列精度、パレットガイド、ハンド性能、エラー処理まで含めた全体設計が必要です。


■協働ロボットとの相性

近年は、協働ロボットを使ったパレタイジングも増えています。協働ロボットは比較的導入しやすく、省スペースで使いやすい点が特長です。中小製造業では、段ボール箱や軽量ワークの積み付け自動化で採用されることが増えています。


ただし、重量、リーチ、高さ、サイクルタイムには限界があるため、大型ケースや高速処理が必要なラインでは、産業用ロボットのほうが適している場合があります。導入時は、対象物と必要能力に合った機種選定が重要です。


■実務でのチェックポイント

・対象物の形状、寸法、重量を整理できているか

・把持方式がワークに適しているか

・パレット位置決め精度を確保できるか

・積み付けパターンが荷崩れしにくいか

・ロボットのリーチと高さが足りているか

・供給速度に対してサイクルタイムが成立するか

・箱ばらつきや変形に対応できるか

・エラー時の復旧方法を考慮しているか


■関連用語

・パレット

・デパレタイジング

・真空グリッパー

・パレット位置決めガイド

・ワーク供給

・ロボットハンド

・積載パターン

・出荷自動化


■まとめ

パレタイジング(積み付け)とは、箱や製品をパレット上へ一定ルールで整然と積み重ねる作業です。


輸送効率、荷崩れ防止、作業負担軽減の面で重要な工程であり、ロボット自動化との相性も非常に良い分野です。


実務では、対象物の形状、把持方法、積み付けパターン、パレット位置決め、サイクルタイムまで含めて設計することが、安定稼働の鍵になります。

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