
Message Queuing Telemetry Transport
MQTT
MQTT(Message Queuing Telemetry Transport)とは、軽量で省通信量なIoT向けメッセージ通信プロトコルです。
もともとは衛星通信など不安定な回線向けに開発され、
低帯域・高遅延環境でも安定通信できる設計
が特徴です。
現在は、工場IoT・クラウド連携・ロボットデータ送信などで広く活用されています。
■ 通信モデルの特徴
MQTTはPublish/Subscribe(パブリッシュ/サブスクライブ)方式を採用しています。
◆構成
ブローカー(仲介サーバー)
パブリッシャー(送信側)
サブスクライバー(受信側)
通信の流れ:
デバイス → ブローカー → 受信側
送信先を直接指定しないため、柔軟な構成が可能です。
■ なぜ製造業で重要か
製造業では、
ロボット稼働データ送信
センサ情報収集
異常通知
クラウドダッシュボード連携
が求められます。
MQTTは、
現場とクラウドをつなぐ“軽量通信橋”
として最適です。
■ 主な特徴
① 軽量プロトコル
HTTPより通信負荷が小さい。
② 常時接続型
リアルタイム配信可能。
③ QoSレベル設定
QoS 0:保証なし
QoS 1:少なくとも1回
QoS 2:確実に1回
用途に応じて選択可能。
④ Keep Alive機能
接続監視可能。
■ ロボット・FA分野での活用例
協働ロボットの稼働ログ送信
異常アラーム通知
生産数データ送信
エネルギー監視
予知保全データ収集
クラウド連携プログラミングで多用されます。
■ OPC UAとの違い
項目 | MQTT | OPC UA |
主用途 | データ配信 | 情報モデル連携 |
軽量性 | 非常に軽い | やや重い |
構造化データ | 任意 | 標準モデルあり |
セキュリティ | TLS対応 | 標準装備 |
MQTTは“配信”、OPC UAは“構造化連携”に強いです。
■ セキュリティ対策
TLS暗号化
ユーザー認証
トピック制御
VPN併用
産業用途では必須です。
■ 設計上の注意点
通信断対策(バッファ設計)
QoS選定
トピック設計
ブローカー冗長化
クラウド依存リスク管理
制御そのものをMQTTに依存させない設計が重要です。
■ 現場目線での意義
MQTTを活用することで:
低コストIoT化
データ可視化
多拠点統合
DX推進
が実現します。
製造業では、
IoT時代の“標準軽量通信”
と言える存在です。
■ まとめ
MQTTとは、
軽量なPublish/Subscribe型IoT通信プロトコルで、現場設備とクラウドを効率的に接 続する技術
です。
ロボット・FA設備のデータ活用と遠隔監視を支える重要基盤です。
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