
ISO/TS 15066: Robots and Robotic Devices — Collaborative Robots
ISO/TS 15066
ISO/TS 15066は、産業用ロボットの安全規格であるISO 10218を補完する技術仕様書であり、特に協働ロボット(コボット)における人とロボットの協調作業時の安全要求事項を定めています。
正式名称:
ISO/TS 15066: Robots and robotic devices — Collaborative robots
■ 規格の位置づけ
ISO 10218 → 産業用ロボットの基本安全規格
ISO/TS 15066 → 協働運転に特化した補完規格
つまり、
協働ロボットを安全に使うための具体的ガイドライン
がISO/TS 15066です。
■ 主な内容
ISO/TS 15066では、協働運転の4つのモードを定義し ています。
Safety-Rated Monitored Stop(安全監視停止)
Hand Guiding(手動誘導)
Speed and Separation Monitoring(速度・距離監視)
Power and Force Limiting(力・出力制限)
特に重要なのが、
■ 人体接触時の許容痛覚値(Pain Threshold Data)
規格内には、
人体部位ごとの許容接触力
圧力限界値
衝撃時の安全基準
が具体的数値で示されています。
これは協働ロボット設計において、
トルク制限設定
衝突検知閾値設定
エンドエフェクタ設計
の根拠となります。
■ 現場目線での重要性
ISO/TS 15066を理解せずに協働ロボットを導入すると、
「柵がない=安全」ではない
トルク制限の根拠が曖昧
リスクアセスメント不十分
といった問題が発生します。
この規格は、
協働=無条件に安全ではない
ことを明確に示しています。
必ずリスクアセスメント実施が前提です。
■ まとめ
ISO/TS 15066とは、
人とロボットが同じ空間で作業するための具体的安全要求と許容接触値を定めた、協働ロボット安全の国際技術仕様
です。
協働ロボット導入企業・SIer・安全設計担当者にとって、必読の基準です。
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