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高精度協働ロボットのFAIRINO(フェアリノ・ファイリノ)

Inverse Kinematics in Industrial Robotics and Motion Planning

逆運動学(インバース・キネマティクス)

逆運動学(Inverse Kinematics)とは、ロボットのエンドエフェクター(TCP)の目標位置と姿勢が与えられたときに、それを実現するための各関節角度を求める計算手法です。


「先端位置 → 関節値」を導くアルゴリズムであり、ロボット軌道生成や姿勢制御の中核技術です。


■基本原理


逆運動学では、幾何学的手法や数値解析手法を用いて関節解を求めます。


代表的な方法:


・解析解(幾何学的解法)

・ヤコビ行列を用いた数値解法

・反復計算アルゴリズム


6軸ロボットでは複数の解が存在する場合があります。


■順運動学との違い


・順運動学 → 関節角度から先端位置を算出

・逆運動学 → 先端位置から関節角度を算出


実際の制御では、目標軌道を逆運動学で関節角へ変換し、サーボ制御で実行します。


■複数解と特異点


逆運動学では、


・複数の関節解(冗長解)

・特異点(Singularity)


が問題となります。


特異点では関節速度が急増し、制御不安定になる可能性があります。


■設計時の重要ポイント(プロ視点)


検討すべき要素は以下です。


・特異点回避設計

・冗長自由度活用

・関節可動範囲

・衝突回避

・演算速度


特に重要なのは、特異点近傍での安定アルゴリズム設計です。


高精度加工では姿勢選択が品質を左右します。


■協働ロボットでの重要性


協働用途では、


・人回避動作

・安全姿勢制御

・狭所作業最適化


に活用されます。


柔軟な姿勢生成には高度な逆運動学が不可欠です。

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