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IEC 61508: Functional Safety of Electrical/Electronic/Programmable Electronic Safety-Related Systems

IEC 61508

IEC 61508は、電気・電子・プログラマブル電子(E/E/PE)システムにおける機能安全(Functional Safety)の基本規格です。

あらゆる産業分野に共通する“横断的な安全設計の枠組み”を定めています。

正式名称:

IEC 61508: Functional Safety of Electrical/Electronic/Programmable Electronic Safety-Related Systems

■ 規格の目的

IEC 61508は、安全関連システムが

危険な故障をどれだけ低減できるか

を定量的に評価するための枠組みを提供します。


その評価指標が、

■ SIL(Safety Integrity Level)

SILは4段階で定義されます。

  • SIL1(最低)

  • SIL2

  • SIL3

  • SIL4(最高)


ロボットや産業機械では、一般的にSIL2またはSIL3が対象になります。


■ ライフサイクルアプローチ

IEC 61508の大きな特徴は、

「安全ライフサイクル」の概念

を導入している点です。


具体的には、

  • ハザード分析

  • リスク評価

  • 要求仕様策定

  • 設計・検証

  • 運用・保守

までを一貫して管理します。


つまり、設計だけでなく運用まで含めた安全管理を要求する規格です。


■ ロボット安全との関係

IEC 61508は、ロボット専用規格ではありませんが、

  • IEC 62061(機械安全向けSIL規格)

  • ISO 13849-1(PL規格)

の“基礎理論”となっています。


たとえば、

  • セーフティPLC

  • Safe Torque Off(STO)

  • 安全通信プロトコル

などは、IEC 61508の考え方を基に設計されています。


■ ISO 13849との違い

項目

IEC 61508

ISO 13849-1

対象

全産業

機械類

指標

SIL

PL

アプローチ

定量評価中心

定量+カテゴリ評価

ロボット安全では、用途に応じてPLかSILかを選択します。


■ 現場目線での重要性

IEC 61508を理解していないと、

  • SIL要件の誤解

  • 安全PLC選定ミス

  • CE対応不備

につながります。


特に海外案件では、SIL対応証明が必須となるケースも多いです。


■ まとめ

IEC 61508とは、

電気・電子・プログラマブル電子システムにおける機能安全の国際基本規格であり、SILによって安全度を定量評価する枠組み

です。

ロボット安全規格の“源流”とも言える重要規格です。

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