top of page
高精度協働ロボットのFAIRINO(フェアリノ・ファイリノ)

Common Cause Failure (CCF): Risk Factor in Functional Safety Systems

共通原因故障(CCF)

共通原因故障(CCF:Common Cause Failure)とは、本来は独立しているはずの複数の安全系統が、同一の原因によって同時に故障する現象を指します。


二重化(冗長化)された安全回路であっても、CCFが発生すると安全機能が同時に失われる可能性があります。


■ なぜ重要か


機能安全では、

「二重化すれば安全」という考えは不十分

とされています。


例えば、

  • 2チャンネル回路が同一電源を使用

  • 同一ケーブル経路を通過

  • 同一メーカー同一ロット部品

  • 高温環境による同時劣化 

 これらはすべてCCFの要因です。


■ ISO 13849-1との関係


ISO 13849-1では、

CCF対策を点数評価(65点以上)

することが求められています。


評価項目例:


  • 物理的分離

  • 多様性設計(異なる技術使用)

  • 環境耐性

  • 設計レビュー体制

  PL d / e達成には、CCF対策が必須です。


■ ロボット分野での具体例


  • セーフティPLCの電源二重化

  • ケーブル経路の物理的分離

  • 異なるセンサー技術の併用

  • 過電圧対策・EMC対策

 これらはCCF低減策です。


■ 二重化との違い


項目

二重化

CCF対策

目的

故障時の安全維持

同時故障の防止

手法

複数系統

独立性確保

安全設計では、

二重化+CCF対策

がセットで必要です。


■ 現場目線での重要性


CCFを軽視すると、


  • PL未達成

  • 安全審査不合格

  • 労災リスク増大

につながります。


特にロボット設備は、


  • 振動

  • 温度

  • 電磁ノイズ

の影響を受けやすく、CCF対策が重要です。


■ まとめ

共通原因故障(CCF)とは、


複数の安全系統が同一原因で同時に故障するリスクを指し、機能安全設計において必ず対策すべき重要要素


です。

二重化だけでは安全は成立しません。

お見積り・ご相談は今すぐ!

24時間365日受付

bottom of page