
CANopen: CAN-Based Communication Protocol for Industrial Motion Control
CANopen
CANopen(キャンオープン)とは、CAN(Controller Area Network)をベースに構築された産業用通信プロトコルです。
DeviceNetと同様にCANを基盤としますが、CANopenは特に
モーション制御や組込み制御向けに最適化された上位プロトコル
として発展しました。
現在はCiA(CAN in Automation)が標準化を管理しています。
■ 基本構成
CANopenは、
マスター(NMTマスター)
スレーブ(ノード)
で構成されます。
最大127ノードまで接続可能です。
■ 主な特徴
① CANベースの高いノイズ耐性
工場環境でも安定通信。
② オブジェクトディクショナリ構造
各ノードのデータを標準化された辞書形式で管理。
③ PDO / SDO通信
PDO:リアルタイム制御用
SDO:パラメータ設定用
④ モーションプロファイル対応
CiA 402(サーボドライブ規格)などを定義。
■ ロボット・FA分野での活用例
サーボドライブ制御
小型ロボット関節制御
AGV制御
医療機器
組込み装置
特に欧州系装置で採用が多いです。
■ DeviceNetとの違い
項目 | CANopen | DeviceNet |
管理団体 | CiA | ODVA |
用途 | モーション制御向け | I/O中心 |
プロファイル | 豊富(CiA 402等) | 比較的限定的 |
モーション用途ではCANopenが優位です。
■ 通信速度と距離
速度 | 最大距離 |
1 Mbps | 約40m |
500 kbps | 約100m |
125 kbps | 約500m |
速度と距離はトレードオフです。
■ メリット
高信頼性
標準化されたプロファイル
モーション制御に適する
組込み機器に最適
■ 注意点(現場目線)
Ethernet系より低速
大規模データ通信に不向き
将来はEtherCAT等へ移行傾向
現在は、
小型装置や分散制御用途で現役
です。
■ 現場目線での意義
CANopenは、
小規模・高信頼制御向けの堅実な通信方式
として今も重要です。
特にモーション制御用途では、
安定同期
ドライブ制御標準化
の面で強みがあります。
■ まとめ
CANopenとは、
CANベースで構築されたモーション制御向け産業用通信プロトコル
です。
小型ロボットやサーボ制御に適した高信頼ネットワーク技術です。
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