
XML (eXtensible Markup Language): Structured Data Format for Industrial Systems
XML
XML(eXtensible Markup Language)とは、データを階層構造で記述するための汎用マークアップ言語です。
タグ(< >)を使ってデータの意味や構造を明確に定義できるため、
データの「構造化」と「標準化」に強い形式
として広く採用されてきました。
■ 基本構造
XMLはタグでデータを囲み、階層構造を持ちます。
<robot> <id>FR20</id> <status>running</status> <cycle_time unit="sec">12.4</cycle_time></robot>
特徴:
開始タグと終了タグ
属性定義可能
階層構造表現
■ なぜ製造業で重要か
XMLは特に以下で利用されています:
設備設定ファイル
PLC構成データ
CAD/CAMデータ交換
MES連携
OPC UA内部モデル定義
旧世代Webサービス(SOAP)
特に、
データ構造の厳密な定義が必要な場面
で強みを発揮します。
■ JSONとの違い
項目 | XML | JSON |
可読性 | やや冗長 | シンプル |
データ量 | 大きくなりがち | 軽量 |
階層表現 | 強い | 可能 |
IoT適性 | やや低い | 高い |
現在のIoTではJSONが主流ですが、エンタープライズ連携ではXMLも現役です。
■ ロボット・FA分野での活用例
ロボット設定ファイル
ログ構造化出力
CADデータ連携
ERPデータ交換
SOAP API通信
特に欧州系システムではXML採用が多い傾向です。
■ スキーマ定義(XSD)
XMLは**XSD(XML Schema Definition)**により、
データ型
必須項目
構造制限
を厳密に定義できます。
これはJSONより強力な点です。
■ 設計上の注意点
データ量増加
解析負荷
可読性低下
ネットワーク負荷
IoT大量データには不向きな場合があります。
■ 現場目線での意義
XMLは、
厳密なデータ構造定義が必要な業務系連携
で依然として重要です。
ロボットやPLCの設定管理・基幹系連携では今も活躍しています。
■ まとめ
XMLとは、
階層構造でデータを定義できる汎用マークアップ言語で、産業システムや業務連携で広く利用されるデータ形式
です。
JSONが主流化する中でも、構造定義の厳密性という強みを持ち続けています。




