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Vacuum Pad
吸着パッドとは?
吸着パッドとは、真空(負圧)を利用してワーク表面に密着し、ロボットで保持するためのエンドエフェクタ部材です。形状はフラット・ディープ(深皿)・ベローズ(蛇腹)が代表的で、材質はNBR・ウレタン・シリコーン・FKMなど、ワーク材質・耐久性・温度条件に応じて選定します。保持力は F ≈ ΔP(圧差)×A(有効面積)×効率 η で見積もり、縦持ちや加減速が大きい工程では安全率2〜6を適用します。粗面・多孔質材は単体吸着が弱いため、多点配置・大径パッド・スポンジリップで補うのが一般的です。
実装では、レベラー(スプリング式)で高さばらつきを吸収し、逆止弁やフローチェックで1点の漏れが全体へ拡散するのを防止します。真空源はエジェクタ/真空ポンプを用い、状態監視には真空スイッチが必要です。また、吸着痕が問題となるワークでは、低面圧リップやノンコンタクト(ベルヌーイ)方式の採用も有効です。
吸着パッドは、薄板・段ボール・袋物など把持が難しいワークにも対応でき、多品種少量生産に強い汎用的なエンドエフェクタです。




