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高精度協働ロボットのFAIRINO(フェアリノ・ファイリノ)

Vacuum Ejector in Industrial Automation and Robotic Vacuum Systems

真空エジェクタ

真空エジェクタとは、圧縮空気を高速噴射させることで負圧(真空)を発生させる装置です。

主に真空パッド(サクションカップ)と組み合わせて使用され、ワークの吸着搬送を可能にします。

可動部がなく、コンパクトかつ高速応答が可能なため、自動化ラインやロボット搬送工程で広く採用されています。


■真空エジェクタの動作原理


真空エジェクタは、**ベンチュリ効果(Venturi Effect)**を利用して真空を発生させます。


圧縮空気をノズルから高速で噴射すると、流速が上昇し圧力が低下します。

この圧力差により周囲の空気が吸引され、負圧が発生します。


基本構成は以下の通りです。


・供給ポート(圧縮空気)

・ノズル部

・吸引ポート

・排気ポート

構造がシンプルであることが最大の特長です。


■真空ポンプとの違い


・真空エジェクタ → 圧縮空気で真空生成、小型・高速応答

・真空ポンプ → モーター駆動で真空生成、大流量向き


エジェクタはコンパクト設計や分散配置に適しており、ロボット先端への搭載が容易です。

一方、長時間の大容量吸引にはポンプ方式が向いています。


■真空エジェクタのメリット


・可動部がなく高耐久

・軽量

・小型化が可能

・応答速度が速い

・分散配置が可能

・初期導入コストが比較的低い

特に高速搬送や多品種ラインで有効です。


■設計時の重要ポイント(プロ視点)


真空エジェクタ選定では、以下を検討します。


・到達真空度(kPa)

・吸引流量(L/min)

・エア消費量

・ワーク重量

・漏れ量(ワークの気密性)

・真空到達時間

また、エア消費量はランニングコストに直結するため、エネルギー効率設計が重要です。


さらに、


・真空センサーによる監視

・破断検知

・停電時の落下防止対策

を必ず組み込む必要があります。


■ロボットシステムにおける役割


ロボット搬送では、真空エジェクタは単なる発生装置ではなく、


・吸着確認

・ワーク有無検知

・異常時アラーム出力

・吸着解除タイミング制御

といった制御系と密接に連携します。


安全性・生産性・省エネ性を左右する重要コンポーネントです。

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