
Twisted Pair Cable
ツイストペアケーブル
ツイストペアケーブルとは、2本の導線を互いにねじり合わせた構造を持つ通信ケーブルのことです。
この構造により、外部からの電磁ノイズ(EMI)や信号干渉を抑えることができ、安定したデータ通信が可能になります。
ツイスト(twist=ねじる)構造にすることで、外部ノイズが両方の線に同じ影響を与えるため、受信側でノイズ成分を相殺(キャンセル)できます。
この仕組みは**差動信号通信(Differential Signaling)**と組み合わせて使用されることが多いです。
ツイストペアケーブルは、LAN通信や産業ネットワークなどで広く使用されています。
■ツイストペアケーブルの構造
基本構造
導線A × ねじり導線B
複数ペア構成の例(LANケーブル)
4ペア(8本線)
ペア | 用途 |
Pair 1 | 信号線 |
Pair 2 | 信号線 |
Pair 3 | 信号線 |
Pair 4 | 信号線 |
この構造により、ノイズ耐性が高い通信が実現されます。
■ツイストペアケーブルの種類
ツイストペアケーブルは、シールドの有無によって分類されます。
種類 | 特徴 |
UTP | シールドなし |
STP | シールドあり |
FTP | 外部シールド |
S/FTP | 高ノイズ対策 |
工場環境では、ノイズ対策のためシールド付きケーブルがよく使用されます。
■LANケーブルのカテゴリ
Ethernet通信では、ツイストペアケーブルが使用されています。
カテゴリ | 最大通信速度 |
Cat5e | 1Gbps |
Cat6 | 1Gbps~10Gbps |
Cat6A | 10Gbps |
Cat7 | 10Gbps以上 |
FAネットワークでは、Cat5eまたはCat6が一般的です。
■FA・産業ネットワークでのツイストペアケーブル
工場の自動化設備では、ツイストペアケーブルは多くの通信方式で使用されています。
通信方式 | 用途 |
Ethernet | LAN通信 |
EtherNet/IP | PLC通信 |
Profinet | 産業Ethernet |
Modbus TCP | 制御通信 |
RS-485 | シリアル通信 |
例えば
PLC ── ツイストペアケーブル ── ロボット
などの通信に使用されます。
■ツイストペアケーブルのメリット
メリット | 内容 |
ノイズ耐性 | 電磁ノイズを低減 |
通信安定性 | 信号品質向上 |
コスト | 比較的安価 |
柔軟性 | 配線しやすい |
そのため、LAN通信の標準ケーブルとして広く採用されています。
■まとめ
ツイストペアケーブルとは、2本の導線をねじり合わせることで電磁ノイズの影響を低減する通信ケーブルです。
Ethernet通信やRS-485通信などのネットワークで広く使用され、PLCや協働ロボットなどのFAネットワークでも重要な配線技術となっています。
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