
Three-Jaw Gripper in Industrial Robotics and Automation
3爪グリッパ-
3爪グリッパーとは、3本の指(ジョー)が中心に向かって同時に動き、ワークを包み込むように把持するロボット用エンドエフェクターです。
主に円筒形や円形ワークの自動搬送・着脱工程で使用されます。
三方向から均等に力を加えるため、ワークの中心を自動的に合わせやすい「セルフセンタリング機能」が大きな特長です。
旋盤加工部品、ベアリング、パイプ材、シャフトなど、回転対称形状の部品に適しています。
■3爪グリッパーの構造と駆動方式
3爪グリッパーは、内部のリンク機構やカム機構により、3本のジョーが同期して動作する設計が一般的です。
駆動方式には以下があります。
・空圧式(高速動作向き)
・電動式(把持力制御可能)
・サーボ制御式(高精度 ・可変ストローク)
量産ラインでは空圧式が主流ですが、協働ロボット用途では電動式が増加しています。
■3爪グリッパーのメリット
・円形ワークの高精度センタリング
・把持力の均等分散
・安定した保持性能
・回転体との相性が良い
・チャック代替用途として活用可能
特にCNC旋盤との自動連携や、ワーク脱着工程で高い効果を発揮します。
■平行グリッパーとの違い
・3爪グリッパー → 円形ワークに最適、セルフセンタリング機能あり
・平行グリッパー → 角物・板物向き、位置決め精度重視
用途によって選定が大きく変わるため、ワーク形状と重心位置の把握が重要です。
■設計時の重要ポイント(プロ視点)
3爪グリッパー選定時は以下を検討します。
・ワーク外径/内径
・把持方式(外径把持/内径把持)
・ワーク重量
・回転慣性
・加減速条 件
・安全率(通常2〜3倍)
また、協働ロボット用途では、
・指先形状の安全性
・挟み込みリスク
・接触力制限(ISO/TS 15066)
を考慮する必要があります。
単なる把持装置ではなく、生産性・精度・安全性を左右する重要コンポーネントです。
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