
Subnet Mask
サブネットマスク
サブネットマスクとは、IPアドレスの中で「ネットワーク部分」と「ホスト部分」を区別するための設定値です。
ネットワーク内でどの機器が同一ネットワークに属しているかを判断するために使用されます。
IPアドレスは単なる数字の並びではなく、以下の2つの情報で構成されています。
ネットワーク部(Network)
ホスト部(Host)
サブネットマスクは、この境界を決定する役割を持っています。
例えば、次の設定を見てみます。
項目 | 設定例 |
IPアドレス | 192.168.1.10 |
サブネットマスク | 255.255.255.0 |
この場合、192.168.1.0 ~ 192.168.1.255 が同一ネットワークになります。
つまり、この範囲にある機器同士は直接通信可能なLAN内機器ということになります。
■サブネットマスクの仕組み
サブネットマスクは、IPアドレスと同じ く**32bit(IPv4)**で構成されています。
代表的な例
サブネットマスク | ネットワークサイズ |
255.255.255.0 | 254台 |
255.255.0.0 | 約65,000台 |
255.0.0.0 | 約1,600万台 |
最も一般的に使われるのは
255.255.255.0
です。
CIDR表記では次のように書かれます。
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■IPアドレス・サブネットマスク・ゲートウェイの関係
ネットワーク設定では、次の3つをセットで設定します。
項目 | 役割 |
IPアドレス | 機器の識別 |
サブネットマスク | ネットワーク範囲の決定 |
デフォルトゲ ートウェイ | 別ネットワークへの出口 |
この3つが正しく設定されていないと、通信トラブルの原因になります。
■FA・産業ネットワークでのサブネットマスク
工場の自動化設備では、次のような機器で設定されます。
機器 | 用途 |
PLC | 設備制御 |
協働ロボット | 自動化工程 |
産業用PC | データ収集 |
画像処理装置 | 検査装置 |
HMI | 操作パネル |
例えば、EtherNet/IP・Profinet・Modbus TCPなどの産業用Ethernet通信でも、このネットワーク設定が基本となります。
また、工場ではネットワーク安定性のため、以下のような設定が一般的 です。
固定IPアドレス
固定サブネットマスク
固定ゲートウェイ
これにより設備通信のトラブルを防ぎます。
■サブネットマスクが間違っている場合
設定ミスがあると次の問題が発生します。
問題 | 内容 |
通信できない | 同一LANなのに接続不可 |


