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高精度協働ロボットのFAIRINO(フェアリノ・ファイリノ)

Sorting / Automated Sorting / Robotic Sorting

仕分け(ソーティング)

仕分け(ソーティング)とは、製品、部品、荷物、箱、トレー、ワークなどを、あらかじめ決められた条件に従って分類し、所定の行き先へ振り分ける工程のことです。


物流、製造業、食品、医薬品、電子部品、リサイクル、出荷工程などで広く使われており、自動化ラインでは非常に重要な役割を持ちます。

仕分けの基準はさまざまで、品種、サイズ、色、重量、良品・不良品、出荷先、工程別、ロット別などがあります。


つまり、仕分けとは単に物を分ける作業ではなく、次工程や出荷条件に合わせて流れを整理するための制御工程です。


■仕分けの役割


仕分けの主な役割は、混在しているワークや製品を、後工程で扱いやすい状態に分けることです。たとえば、検査後に良品と不良品を分ける、出荷先ごとに荷物を振り分ける、品種ごとに異なる箱へ入れる、といった工程で使われます。


主な役割は次の通りです。


・良品と不良品を分ける

・品種ごとに分類する

・出荷先や工程ごとに振り分ける

・後工程の整列や箱詰めをしやすくする

・人手での見分け作業を減らす

・ライン全体の流れを整理する


◆つまり、仕分けは物流と生産の流れを整理する分岐工程です。


■なぜ重要なのか


仕分け工程が不安定だと、誤出荷、不良混入、後工程停止、トレーサビリティ不良といった問題が起こります。特に多品種生産や高速ラインでは、人手による判断だけではミスが増えやすくなります。


仕分けを安定化、自動化することで、次のようなメリットがあります。


・誤出荷や誤投入の防止

・検査後の自動振り分け

・人手作業の削減

・ライン処理能力の向上

・トレーサビリティ管理のしやすさ向上

・多品種対応の効率化


◆特に、製造現場では「正しい物を正しい場所へ流す」ことが生産品質に直結するため、仕分けは重要な工程です。


■主な仕分け対象


仕分け対象には、次のようなものがあります。


・完成品や半製品

・外観検査後の良品、不良品

・サイズ違い、品種違いの部品

・出荷先別の箱やケース

・食品、容器、袋物

・電子部品、樹脂成形品

・リサイクル対象物

・物流倉庫内の荷物


◆対象物の形状、流し方、仕分け基準によって、装置構成や方式が変わります。


■主な仕分け方式


仕分けにはいくつかの代表的な方式があります。


1. コンベヤ分岐方式

コンベヤ上を流れるワークを、プッシャー、エアシリンダ、アーム、振り分けゲートなどで分岐させる方法です。物流や箱物搬送でよく使われます。


2. ロボット仕分け

ロボットが対象物を認識し、行き先ごとに異なる位置へ置き分ける方法です。多品種やランダム配置への対応に向いています。


3. シューター・ゲート方式

製品を傾斜シュートや開閉ゲートによって排出先へ振り分ける方法です。小物部品や高速分岐に使われます。


4. 良否判定連動方式

画像検査、重量検査、寸法測定などの結果と連動し、OK品とNG品を自動で分ける方式です。検査ラインでよく使われます。


5. 人作業+支援システム

バーコード、表示灯、デジタルピッキング、カメラ認識などを使って、人が判断しやすくする半自動方式です。


■実務で重要なポイント


仕分け工程を安定させるには、次の点が重要です。


1. 判定基準の明確化

何を基準に分けるのかを明確にする必要があります。品種、寸法、色、良否、出荷先など、基準が曖昧だと誤仕分けの原因になります。


2. 認識精度

画像認識やバーコード読み取りを使う場合、照明条件、印字品質、ワーク姿勢のばらつきが精度に影響します。認識が不安定だと、仕分け全体が不安定になります。


3. タイミング同期

流れている製品を分岐させる場合、判定位置と分岐位置のタイミングが正しく合っていなければなりません。コンベヤ速度やワーク間隔の管理が重要です。


4. 排出先設計

仕分け先の箱、トレー、シュート、コンベヤがあふれたり詰まったりしないように設計する必要があります。仕分け後の受け側まで含めた設計が大切です。


5. エラー処理

認識不能品、判定保留品、異常姿勢品などをどう扱うかを決めておかないと、ライン停止が増えやすくなります。再判定や保留排出先を設ける方法も有効です。


■よくある課題


仕分けでは、次のような課題が起こりやすいです。


・品種識別ミスで誤振り分けが起こる

・コンベヤ速度変動で分岐タイミングがずれる

・ワーク間隔が詰まりすぎて排出できない

・排出先で製品があふれる

・画像認識が照明や反射に弱い

・不良品を確実に分離できない

・多品種化で設定管理が複雑になる

・人手仕分けで疲労によるミスが起こる


◆このため、仕分けは単なる分岐装置ではなく、判定、搬送、排出管理を含めた工程設計として考える必要があります。


■ロボット仕分けとの相性


ロボットを使った仕分けは、多品種対応や不規則配置への柔軟性が高いのが特長です。検査結果に応じて置き先を変える、品種ごとに箱を分ける、混載状態から選別する、といった用途で有効です。


一方で、単純な高速分岐なら、ロボットよりもコンベヤ分岐機構や専用ソーターのほうが有利な場合があります。必要な処理速度と柔軟性のバランスで方式を選ぶことが重要です。


■実務でのチェックポイント


・何を基準に仕分けるか明確か

・認識方法が対象物に適しているか

・搬送速度と分岐タイミングが整合しているか

・排出先の容量や詰まり対策を考慮しているか

・誤判定時の保留処理や再確認方法があるか

・多品種切替時の設定管理がしやすいか

・後工程が要求する並びや向きに対応できるか

・トレーサビリティを確保できるか


■関連用語


・ピック&プレース

・コンベアトラッキング

・箱詰め(ケーサー)

・デパレタイジング

・画像認識AI

・バーコード管理

・良否判定

・搬送ライン


■まとめ


仕分け(ソーティング)とは、製品や部品を決められた条件で分類し、所定の行き先へ振り分ける工程です。

良品・不良品の分離、品種別分類、出荷先別振り分けなどで重要な役割を持ち、物流や製造現場の流れを支える基幹工程でもあります。


実務では、判定基準、認識精度、搬送同期、排出先設計、エラー処理まで含めて設計することが重要です。安定した仕分け工程を実現できれば、誤出荷防止、生産効率向上、省人化に大きくつながります。

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