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Shallow Penetration Insufficient Penetration
浅溶接(せんようせつ)
「浅溶接」はJISなどで定義された正式用語ではありませんが、現場では溶け込みが浅い軽い溶接や、本溶接前の仮付け溶接を指して使われることがあります。母材への溶け込み量が小さく、主な目的は「位置決め」や「部材の仮固定」であり、継手強度を確保する本溶接とは役割が異なります。
板金フレームの仮組みや長尺材の歪み防止のための点付けなどで用いられますが、浅溶接の品質や位置ズレは、その後の本溶接精度や組立精度に大きく影響します。そのため、図面や仕様書では「仮付け溶接」「タック溶接」「点溶接」など、できるだけ一般的な用語とあわせて、目的・必要強度・溶接長・ピッチなどを明確に指示することが重要です。
調達・設計側は、「浅溶接」というあいまいな表現だけに依存せず、必要に応じて溶接方法(TIG/MAG/スポットなど)、溶接姿勢、検査方法(外観のみか、必要に応じて非破壊検査を行うか)まで含めて条件を整理しておくと、品質トラブルや認識違いを防ぐことができます。




