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高精度協働ロボットのFAIRINO(フェアリノ・ファイリノ)

Pigtail Cable / Cable Pigtail / Connector Pigtail

ピグテールケーブル

ピグテールケーブルとは、ケーブルの片側にコネクタや端末処理が施され、もう片側は未処理線、または別の接続用端子として使用できる短い配線部材のことです。外観が豚のしっぽのように見えることから「ピグテール」と呼ばれます。


産業機械、制御盤、ロボット設備、センサ配線、通信機器などの現場では、機器側コネクタと現場配線を中継する目的で広く使用されます。たとえば、センサやサーボモータ、エンコーダ、産業用カメラ、ネットワーク機器などで、専用コネクタ付きケーブルの片側だけを既製品化し、反対側を端子台や中継コネクタへ接続する用途が代表的です。


ピグテールケーブルのメリットは、機器側の接続品質を安定させながら、現場側では柔軟に配線できる点にあります。特に多芯ケーブルやシールドケーブルでは、現場で直接コネクタを組み立てると加工品質にばらつきが出やすく、接触不良やノイズトラブルの原因になります。ピグテールケーブルを使えば、メーカー加工済みの高品質な接続部を利用できるため、施工性と信頼性を両立しやすくなります。


一方で、実務では単に「つなげばよい」わけではありません。コネクタ規格、芯数、導体サイズ、シールド処理、許容電流、屈曲耐久性、可動用途への適合性まで確認する必要があります。特にロボットや可動軸周辺で使用する場合は、固定配線用のピグテールを流用すると、屈曲疲労による断線や接触不良を招くことがあります。そのため、固定用か可動用か、通信向けか電力向けかを明確に分けて選定することが重要です。


また、制御盤や設備配線では、ピグテールケーブルは保守性の向上にも有効です。機器交換時にコネクタ部をそのまま活かせるため、現場での再加工を最小限に抑えられ、保守時間短縮や誤配線防止につながります。設備の立上げや改造時にも、標準化されたピグテールを用意しておくことで、施工品質の均一化が図れます。


つまり、ピグテールケーブルとは、機器接続部の品質確保と現場配線の柔軟性を両立するための中継ケーブルであり、産業機器や自動化設備では信頼性と作業性を高める重要な配線部材です。


◆主な用途

・センサ配線の中継

・サーボモータ、エンコーダ配線

・制御盤内の端子台接続

・産業用ネットワーク機器の接続

・ロボットハンドや周辺機器の配線

・機器交換時の保守簡略化


◆実務でのチェックポイント

・コネクタ規格が機器と一致しているか

・芯数、導体サイズ、配線長が適切か

・シールドの有無と接地方法が適切か

・固定配線用か可動配線用か

・最小曲げ半径を守れるか

・ノイズ対策が必要な信号線か

・端子台や中継コネクタ側との接続方法が適切か


◆関連用語

・コネクタケーブル

・ハーネス

・中継ケーブル

・シールドケーブル

・端子台

・センサケーブル

・エンコーダケーブル

・可動ケーブル


■まとめ

ピグテールケーブルとは、片側にコネクタや端末処理が施され、もう片側を現場配線に接続できる中継用ケーブルです。機器側の接続品質を安定させながら、施工性、保守性、配線の柔軟性を高められるため、制御盤、ロボット設備、自動化装置で広く使われます。選定時は、規格適合、シールド処理、可動対応の有無まで含めて確認することが重要です。

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