
Packet(Network Packet)
パケット
パケットとは、ネットワーク通信でデータを送信する際に小さな単位に分割されたデータのかたまりのことで、インターネットやLAN通信では、送信するデータをそのまま送るのではなく、複数のパケットに分割して送信します。
この方式を**パケット通信(Packet Switching)**と呼びます。
パケットには、データ本体だけでなく、通信に必要な情報が含まれています。
パケット構成 | 内容 |
ヘッダ | 送信元・宛先情報 |
データ | 実際のデータ |
トレ ーラ | エラーチェック |
この情報をもとに、ネットワーク上で正しい宛先へデータが届けられます。
■パケット通信の仕組み
ネットワーク通信では、次のような流れでデータが送信されます。
1️⃣ 送信データを小さなパケットに分割
2️⃣ 各パケットに宛先IPアドレスを付加
3️⃣ ネットワーク経由で送信
4️⃣ 受信側でパケットを再構成
5️⃣ 元のデータを復元
この仕組みにより、大容量データでも効率的に通信できます。
■パケット通信の特徴
特徴 | 内容 |
通信効率 | ネットワークを効率利用 |
柔軟性 | 経路が自動選択される |
信頼性 | 再送制御が可能 |
分散通信 | 同時通信が可能 |
現代のインターネット通信は、ほぼすべてパケット通信方式で行われています。
■パケットサイズ(MTU)
パケットには最大サイズがあります。これを**MTU(Maximum Transmission Unit)**と呼びます。
代表的なMTU
ネットワーク | MTU |
Ethernet | 1500 bytes |
Jumbo Frame | 9000 bytes |
PPPoE | 1492 bytes |
MTUを超えるデータは、さらに小さなパケットに分割されます。
■FA・産業ネットワークでのパケット
工場の自動化設備でも、パケット通信は基本技術として使用されています。
代表的な通信
通信プロトコル | 内容 |
TCP/IP | 基本ネットワーク通信 |
EtherNet/IP | PLC通信 |
Modbus TCP | 制御通信 |
OPC UA | 設備データ通信 |
MQTT | IoT通信 |
例えば、次のようなデータがパケットとして送信されます。
センサーデータ
PLC制御信号
ロボット状態情報
生産データ
スマートファクトリーでは、設備データがパケット単位でリアルタイム通信されています。
■パケットロス
通信中にパケットが失われることを**パケットロス(Packet Loss)**と呼びます。
原因
ネットワーク混雑
機器処理遅延
通信エラー
ケーブル不良
TCP通信では再送処理が行われますが、UDP通信では再送されない場合があります。
■まとめ
パケットとは、ネットワーク通信でデータを小さな単位に分割した情報のかたまりです。
パケット通信により、大容量データでも効率的にネットワークを利用でき、PLCや協働ロボットなどのFAネットワーク通信でも基本となる技術です。
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