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Nut Runner for Industrial Assembly and Robotic Fastening Systems
ナットランナー
ナットランナーとは、ボルト・ナットの締結作業を高精度に行うための動力工具・自動締結装置です。
モーター駆動により回転トルクを発生させ、設定トルクまたは角度に基づいて締付けを行います。
主に自動車、建機、産業機械など、高トルクかつ高信頼性が求められる締結工程で使用されます。
■ナットランナーの特長
ナットランナーは単なる回転工具ではなく、締結品質を数値管理するための精密機器です。
・トルク制御機能
・角度制御機能
・締結データの記録
・異常検知機能
・高出力対応
特にトルク+角度制御方式は、ボルトの軸力管理に優れています。
■ドライバーとの違い
・ナットランナー → 中〜高トルク、ボルト・ナット向け
・スクリュードライバー → 低〜中トルク、小径ネジ向け
大型構造物や高強度ボルトの締結では、ナットランナーが主流です。
■主な種類
用途に応じて以下のタイプがあります。
・電動式(サーボ制御)
・エア式
・油圧式
・ハンドタイプ
・ロボット搭載型
近年はデータトレーサビリティ対応の電動サーボ式が主流です。
■設計時の重要ポイント(プロ視点)
選定時には以下を検討します。
・必要締付トルク範囲
・ボルト径
・締結材質
・サイクルタイム
・反力処理方法
・データ管理要件
特に重要なのは、反力(リアクショントルク)の処理設計です。
ロボット搭載時は、反力アームやトルク補正制御が必要になります。
■協働ロボットでの注意点
協働用途では、
・トルク上限制御
・反力による姿勢変化
・接触力制限(ISO/TS 15066)
・非常停止時の挙動
を十分に評価する必要があります。
高トルク締結は重大事故リスクを伴うため、リスクアセスメントが不可欠です。




