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高精度協働ロボットのFAIRINO(フェアリノ・ファイリノ)

Non-Contact End Effector for Precision Robotic Handling

非接触エンドエフェクタ

非接触エンドエフェクタとは、ワークに物理的に触れず、空気流・静電力・磁力などの作用を利用して保持・搬送を行うロボット用先端装置です。


従来の機械的把持方式と異なり、直接接触による傷・変形・パーティクル発生を抑制できるため、半導体、液晶基板、フィルム、精密部品など高付加価値製品の工程で採用されています。


■主な方式


非接触エンドエフェクタには以下の方式があります。


・ベルヌーイ方式(空気浮上)

・静電吸着方式・磁気浮上/磁気保持方式

・エアフロート方式


いずれも接触圧を極力低減し、ワーク品質を保護することを目的としています。


■非接触方式のメリット


・ワーク表面を傷つけにくい

・微細構造へのダメージ低減

・パーティクル抑制

・薄物や柔軟材に適応

・クリーン環境に対応


特に薄膜材や高精度平面材では、接触圧が製品品質に直結するため有効です。


■接触式エンドエフェクタとの違い


・非接触方式 → 表面保護重視、精密搬送向き

・接触式(グリッパー) → 高保持力、重量物向き


非接触方式は保持力に限界があるため、用途選定が重要になります。


■設計時の重要ポイント(プロ視点)


選定時には以下を検討します。


・ワーク重量

・表面状態

・環境条件(湿度・粉塵)

・必要保持力

・加減速条件

・安全率


特に、保持力と慣性力のバランス評価が不可欠です。


また、停電時やエネルギー喪失時の挙動を必ず確認する必要があります。


■協働ロボットでの活用


協働用途では、


・接触リスク低減

・衝突時の損傷最小化

・ISO/TS 15066適合性向上


といった利点があります。


ただし、保持力が限定的なため落下リスク評価を徹底することが重要です。

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