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高精度協働ロボットのFAIRINO(フェアリノ・ファイリノ)

Lost Motion

ロストモーション

ロストモーションとは、駆動方向を切り替えたときに、入力に対して出力がすぐに動かず遅れて動き出す現象を指します。

ギア、減速機、ボールねじ、リンク機構などに存在する隙間や弾性変形により発生し、位置決め精度や軌跡精度に影響を与えます。

バックラッシと似た意味で使われることが多いですが、バックラッシが機械的なすきま量を示すのに対し、ロストモーションは実際の動作で発生する遅れ量を表す点が特徴です。


サーボ機構、産業ロボット、CNC工作機械などでは、ロストモーションを小さくすることで高精度な制御が可能になります。

通常は °(角度)または mmで表されます。


■ロストモーションのイメージ


正転 → 止 → 逆転 入力 →→→ 出力 →→


方向を変えたときに遅れが出ます。


■バックラッシとの違い

◆項目

◆バックラッシ

◆ロストモーション

意味

すきま量

動作遅れ

種類

機械誤差

動作誤差

原因

ギア隙間

隙間+弾性

評価

静的

動的

実務ではほぼ同義で使われます。


■ロストモーションが発生する場所

◆部品

◆原因

ギア

歯すきま

減速機

内部遊び

ボールねじ

ナット隙間

ベルト

伸び

リンク

ガタ

カップリング

弾性

機械伝達部で発生します。


■ロストモーションが大きいと起こる問題

◆問題

◆内容

位置ズレ

停止誤差

振動

制御不安定

軌跡ズレ

品質低下

異音

ガタ

繰り返し誤差

再現性低下

精密装置では大問題。


■ロボットでの影響


モーター ↓ 減速機 ↓ 関節 ↓ TCP

ここで遅れが増幅されます。


先端ほど誤差が大きくなります。


■ロストモーションに影響する要素

◆要素

◆内容

バックラッシ

隙間

剛性

たわみ

摩擦

遅れ

慣性

負荷

制御ゲイン

応答

減速機精度

ギア

複合要因です。


■ロストモーションを減らす方法

◆方法

◆内容

ハーモニック減速機

小隙間

プリロード

遊び除去

DDモーター

無減速

高剛性構造

変形減

ソフト補正

制御補正

高精度ロボットで重要。


■関連用語

◆用語

◆内容

バックラッシ

すきま

剛性

変形

繰り返し精度

再現

直線性

軌跡

軌跡精度

経路

精度系セット。


■まとめ


ロストモーションとは、回転方向を切り替えたときに出力が遅れて動く現象を示す値です。


バックラッシや弾性変形が原因で発生し、ロボットや工作機械の位置精度・軌跡精度に大きく影響する重要な性能指標です。


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