
Lift Axis
昇降リフト軸
昇降リフト軸とは、ワークやロボット、治具、搬送装置などを上下方向(Z軸)へ移動させるための外部軸装置です。自動化設備や産業用ロボット、協働ロボット、搬送システムなどで広く使用されており、高さの異なる設備や棚、パレットへのアクセスを可能にします。
昇降リフト軸は、サーボモーターやボールねじ、ラック&ピニオン、タイミングベルト、電動シリンダーなどを駆動源として上下運動を行います。用途によってはエアシリンダーや油圧シリンダーが使用されることもありますが、高精度な位置決めが必要な設備ではサーボモーター方式が主流です。
ロボットシステムでは、ロボット本体を上下へ移動させる第7軸・第8軸などの外部軸として採用されることが多く、限られた設置スペースでも広い作業範囲を実現できます。
主な種類には次のようなものがあります。
・サーボ式昇降リフト軸
・ボールねじ式リフト軸
・ベルト駆動式リフト軸
・ラック&ピニオン式リフト軸
・電動シリンダー式リフト軸
・高荷重リフト軸
・ロボット用昇降軸
例えば、
・パレタイジング設備
・マシンテンディング
・立体倉庫
・AGV・AMRへの積み降ろし
・多段棚への搬送
・ロボットセル
など、高さ方向への移動が必要な設備で広く利用されています。
◆つまり昇降リフト軸とは、ワークやロボットを高精度に上下移動させるための外部軸装置です。
■昇降リフト軸の役割
昇降リフト軸の主な役割は、高さの異なる位置へワークやロボットを正確に移動させることです。
主な役割は次のとおりです。
・上下搬送
・高さ位置決め
・作業範囲の拡大
・棚へのアクセス
・パレット積み付け
・設備間搬送
・多段対応
・自動化対応
◆つまり昇降リフト軸は、自動化設備の高さ方向の自由度を高める重要な外部軸です。
■なぜ重要なのか
ロボット単体で運用する場合、
・高さ方向の作業範囲が限られる
・高い棚や深い設備へ届かない
・複数段への対応が難しい
・設備レイアウトに制約が生じる
といった課題があります。
一方、昇降リフト軸を導入することで、
・上下方向の作業範囲を拡大できる
・1台のロボットで複数段に対応できる
・設備レイアウトの自由度が高まる
・ロボット台数を削減できる
・生産性 を向上できる
など、多くのメリットがあります。
◆そのため昇降リフト軸は、
ロボットによる搬送やパレタイジング、自動倉庫などで重要な設備となっています。
■基本的な考え方
昇降リフト軸は、一般的に次の流れで動作します。
1. 移動指令を受ける
PLCやロボットコントローラーから高さ指令を受けます。
2. 駆動装置が動作する
サーボモーターや電動シリンダーが作動します。
3. 上下方向へ移動する
ガイド機構に沿って目的位置まで昇降します。
4. 指定位置で停止する
エンコーダーやセンサーにより正確に停止します。
◆つまり昇降リフト軸は、高精度な位置決めによって安定した上下搬送を実現します。
■リニアガイド(外部軸)との違い
混同されやすい装置としてリニアガイド(外部軸)があります。
△昇降リフト軸
上下方向(Z軸)へ移動します。


