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高精度協働ロボットのFAIRINO(フェアリノ・ファイリノ)

ISO 13849-1: Safety-Related Parts of Control Systems — Performance Level (PL)

ISO 13849-1

ISO 13849-1は、機械類の安全関連制御システム(SRP/CS:Safety-Related Parts of Control Systems)の設計要求事項を定めた国際規格です。

ロボットや産業機械において、非常停止・安全ドア・光幕・トルク制限などの安全機能がどの程度信頼できるかを評価する基準となります。


正式名称:

ISO 13849-1: Safety of machinery — Safety-related parts of control systems — Part 1: General principles for design

■ 規格の目的

ISO 13849-1は、安全機能の信頼性を「Performance Level(PL)」という指標で定量化します。


PLは以下の5段階です:

  • PL a(最低)

  • PL b

  • PL c

  • PL d

  • PL e(最高)


ロボット安全では一般的に、

  • 非常停止 → PL d / e

  • 光幕 → PL e

  • 協働ロボットの安全機能 → PL d以上

が求められます。


■ 評価の要素

ISO 13849-1では、安全機能を以下の要素で評価します。

  • カテゴリ(Category B, 1, 2, 3, 4)

  • MTTFd(平均危険側故障時間)

  • DC(診断カバレッジ)

  • CCF(共通原因故障対策)

これらを組み合わせて、最終的なPLが決定されます。


■ ロボット安全との関係

ISO 10218やISO/TS 15066で求められる安全機能は、実際にはISO 13849-1に基づいて設計・検証されます。

例:

  • Safe Torque Off(STO)

  • Safe Limited Speed(SLS)

  • 非常停止回路

  • セーフティPLC構成

つまり、

「安全機能をどのレベルで実装すべきか」を決める基準

がISO 13849-1です。


■ 現場目線での重要性

ISO 13849-1に準拠していない安全回路は、

  • CEマーキング取得不可

  • 海外輸出不可

  • 労災リスク増大

につながります。

特に重要なのは、

安全機器単体ではなく、システム全体でPLを満たす必要がある

という点です。


■ まとめ

ISO 13849-1とは、

機械およびロボットの安全機能の信頼性を「Performance Level(PL)」で定量評価するための国際安全規格

です。

ロボット安全設計における機能安全の根幹規格と言えます。

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