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高精度協働ロボットのFAIRINO(フェアリノ・ファイリノ)

Information for Use: Final Step of Risk Reduction in Machinery Safety

使用上の情報(Information for use)

使用上の情報(Information for Use)とは、本質的安全設計および付加的保護施策を実施した後も残る残留リスクについて、使用者に対して適切な情報提供を行う安全対策です。


ISO 12100では、リスク低減の**第三段階(最終手段)**として位置付けられています。


■ リスク低減の3ステップ構造


  1. 本質的安全設計施策

  2. 付加的保護施策

  3. 使用上の情報(本項目)


つまり、

危険を完全に排除できない場合、正しい使い方を伝えることで安全を確保する

という考え方です。


■ 具体的な内容


使用上の情報には以下が含まれます。


  • 取扱説明書

  • 安全警告表示(ラベル・ピクトグラム)

  • 操作手順書

  • 保守点検手順

  • 教育・訓練資料

  • 残留リスクの明示


ロボット設備では特に、


  • 教示モードの注意事項

  • 協働運転時の制限事項

  • 非常停止の位置

  • 再始動手順

などが重要です。


■ 重要なポイント


使用上の情報は、

危険の代替手段ではない

という点が重要です。


警告表示だけで危険を放置することは、ISOの安全思想に反します。


あくまで、


  • 設計で除去できない

  • 保護装置でも防ぎきれない

残留リスクに対する補完策です。


■ ロボット分野での実務例


  • CE適合宣言に付随するマニュアル

  • 協働ロボットの最大許容荷重明示

  • ISO/TS 15066準拠の注意事項

  • 労働安全衛生法に基づく教育実施

これらはすべて「使用上の情報」に該当します。


■ 現場目線での注意点


  • マニュアル未整備 → 法令違反リスク

  • 教育未実施 → 事業者責任問題

  • 警告表示不足 → 労災発生リスク

安全は設計だけで完結せず、運用と教育まで含めて成立します。


■ まとめ


使用上の情報(Information for Use)とは、


設計と保護装置で低減できなかった残留リスクについて、使用者に正しい情報を提供する最終段階の安全対策


です。

ロボット安全は“設計+保護+情報提供”の三位一体で成立します。

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