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高精度協働ロボットのFAIRINO(フェアリノ・ファイリノ)

Friction Compensation in Industrial Robotics and Servo Control

摩擦補償

摩擦補償(Friction Compensation)とは、ロボット関節や駆動系に発生する摩擦力をあらかじめモデル化し、それを打ち消す補正トルクを加える制御技術です。


摩擦は低速域や微小動作時に特に影響が大きく、位置決め精度や滑らかさを低下させる要因となります。


■摩擦の種類


ロボット制御で考慮される摩擦には以下があります。


  • クーロン摩擦(一定抵抗)

  • 粘性摩擦(速度比例)

  • 静止摩擦(スティックスリップ)

  • Stribeck効果


特に静止摩擦は微動制御に悪影響を及ぼします。


■ロボット制御への影響


摩擦補償を行わない場合、


  • 低速振動(チャタリング)

  • 位置決め誤差

  • 微小動作の不安定化

  • トルク指令の過大化


が発生します。


精密組立や力制御では顕著に影響します。


■制御方式


摩擦補償は以下の手法で行われます。


  • 摩擦モデル推定

  • フィードフォワード補償

  • 適応制御

  • オンラインパラメータ同定


高精度化には実機データに基づくチューニングが不可欠です。


■重力補償との違い


  • 重力補償→ 姿勢依存の重力トルク補正

  • 摩擦補償→ 速度依存・静止抵抗補正


両者はダイナミクス補償の重要要素です。


■設計時の重要ポイント(プロ視点)


検討すべき要素は以下です。


  • 減速機特性

  • 温度変化影響

  • 経年劣化

  • 潤滑状態

  • サンプリング周期


特に重要なのは、低速域での摩擦特性把握と定期再調整です。


摩擦特性は時間とともに変化します。


■協働ロボットでの重要性


協働用途では、


  • 滑らかな接触動作

  • 安定した力制御

  • ダイレクトティーチ品質


に直結します。


摩擦補償は人との自然な動作を支える技術です。

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