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高精度協働ロボットのFAIRINO(フェアリノ・ファイリノ)

Floating Mechanism for Robotic Machining and Assembly Applications

フローティング機構

フローティング機構とは、工具やエンドエフェクターに微小な可動自由度(遊び)を持たせることで、ワークとの位置ズレや傾きに自動追従させる機構です。

主にバリ取り、研磨、ネジ締結、圧入などの工程で使用されます。


ロボットの位置精度だけに依存せず、機械的に誤差を吸収することで、加工品質の安定化を図る装置です。


■主な用途


・バリ取り加工

・研磨工程

・圧入作業

・タップ加工

・ネジ締結


特に押付け力が必要な工程では、フローティング機構が品質安定の鍵となります。


■動作原理


フローティング機構は、ばね機構やエア圧機構、リニアガイド構造などにより、XY方向やZ方向へ微小に可動できる構造を持ちます。


これにより、


・ワークの位置ズレ吸収

・角度誤差補正

・一定押付力維持


が可能になります。


■剛固定との違い


・フローティング機構 → 誤差吸収・柔軟追従

・剛固定構造 → 高位置精度前提


ロボット精度にばらつきがある場合や、ワーク個体差がある工程では有効です。


■設計時の重要ポイント(プロ視点)


選定時には以下を検討します。


・可動方向(1軸/多軸)

・可動量

・押付力範囲

・復元精度

・剛性バランス

・耐久性


特に重要なのは、可動量と剛性のバランス設計です。


過度に柔らかいと精度低下、硬すぎると誤差吸収が不十分になります。


■協働ロボットでのメリット


協働用途では、


・衝撃緩和

・接触力分散

・挟み込みリスク低減


といった安全面の利点もあります。


ただし、安全評価はISO/TS 15066基準に基づいて実施する必要があります。

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