
DeviceNet: CAN-Based Fieldbus Network for Industrial Automation
DeviceNet
DeviceNet(デバイスネット)とは、CAN(Controller Area Network)をベースにした産業用フィールドバス通信規格です。
主にPLCとセンサ、アクチュエータ、インバータ、リモートI/Oなどを接続するために使用され、
制御信号と電源を一本のケーブルで供給できるネットワーク
として普及しました。
現在はODVA(Open DeviceNet Vendors Association)が管理しています。
■ 基本構成
DeviceNetは、
スキャナ(マスター:通常PLC側)
スレーブ(I/O、インバータ等)
という構成で動作します。
通信はポーリング方式またはイベント方式です。
■ 主な特徴
① CANベース通信
ノイズ耐性が高く、安定性に優れる。
② 電源と通信の統合
1本のケーブルで24V電源供給可能。
③ 最大接続ノード
最大64ノード。
④ 通信速度
125 kbps(最大500m)
250 kbps
500 kbps(最大100m)
距離と速度はトレードオフです。
■ ロボット・FA分野での活用例
リモートI/O制御
インバータ通信
センサネットワーク
搬送装置制御
旧世代ロボット周辺通信
特にRockwell系設備で多く採用されました。
■ EtherNet/IPとの関係
DeviceNetとEtherNet/IPは同じODVAが管理する規格です。
項目 | DeviceNet | EtherNet/IP |
通信媒体 | CAN | Ethernet |
速度 | 最大500 kbps | 100Mbps以上 |
拡張性 | 限定的 | 高い |
現在はEtherNet/IPへの移行が進んでいます。
■ メリット
高いノイズ耐性
配線簡素化
実績が豊富
安定通信
■ 注意点(現場目線)
速度が遅い
拡張性が限定的
新規採用は減少傾向
情報系データには不向き
既存設備の更新時は、
ゲートウェイ経由でEthernet化
されるケースが多いです。
■ 現場目線での意義
DeviceNetは、
旧世代ラインの“現役通信基盤”
として今も稼働しています。
リプレースや増設では、
互換性維持
将来拡張性
の両立が重要です。
■ まとめ
DeviceNetとは、
CANベースの産業用フィールドバス規格で、PLCと現場機器を接続するための通信方式
です。
現在はEthernet系規格へ移行が進むものの、多くの既存設備で活用されています。




