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High-precision collaborative robot FAIRINO

Air Supply Unit

エアー供給ユニット

エアー供給ユニットとは、コンプレッサーで生成した圧縮空気を適切な圧力・品質でロボットや空圧機器へ供給するための装置です。産業用ロボットや協働ロボット、自動化設備では、エアグリッパー、エアシリンダー、真空エジェクタ、ツールチェンジャーなどの空圧機器を安定して動作させるために欠かせない設備です。


圧縮空気には、水分や油分、粉じんなどの不純物が含まれることがあります。これらが空圧機器へ流入すると、電磁弁やシリンダーの故障、動作不良、寿命低下の原因になります。そのためエアー供給ユニットには、圧力を調整するレギュレーターや、不純物を除去するフィルター、圧力を確認する圧力計などが組み込まれていることが一般的です。


用途によっては、空気中へ潤滑油を供給するルブリケーターを組み合わせた「FRLユニット(Filter・Regulator・Lubricator)」として使用される場合もあります。ただし、近年の多くのロボット用グリッパーや電磁弁は無給油仕様が主流であり、ルブリケーターを必要としないケースも増えています。


主な構成部品には次のようなものがあります。

・エアフィルター・レギュレーター(減圧弁)

・圧力計・ルブリケーター(必要に応じて)

・ドレン排出機構・継手・配管部品・シャットオフバルブ


例えば、

・エアグリッパーへの空気供給

・真空エジェクターへの供給

・エアシリンダーの駆動

・ツールチェンジャーの動作

・治具のエアクランプ

・自動組立設備

など、空圧機器を使用するあらゆる設備で利用されています。


◆つまりエアー供給ユニットとは、空圧機器へ高品質な圧縮空気を安定供給するための装置です。



■エアー供給ユニットの役割


エアー供給ユニットの主な役割は、圧縮空気の品質と圧力を適切に管理し、空圧機器を安定して動作させることです。


主な役割は次のとおりです。

・圧縮空気の供給

・圧力調整

・水分除去・異物除去

・空気品質の維持

・機器の保護

・動作の安定化

・設備の長寿命化


◆つまりエアー供給ユニットは、空圧システム全体の性能を支える重要な設備です。



■なぜ重要なのか


適切なエアー供給ユニットを使用しない場合、


・エアグリッパーの把持力が不足する

・電磁弁が故障しやすくなる

・エアシリンダーの動作が不安定になる

・水分によるサビや腐食が発生する

・設備停止が増える

といった課題があります。


一方、エアー供給ユニットを導入することで、

・安定したエア供給ができる

・空圧機器の寿命を延ばせる

・動作品質を向上できる

・保守コストを削減できる

・設備全体の信頼性を高められる

など、多くのメリットがあります。


◆そのためエアー供給ユニットは、

  ロボットシステムや自動化設備の安定稼働に欠かせない装置となっています。



■基本的な考え方


エアー供給ユニットは、一般的に次の流れで使用します。


1. コンプレッサーから圧縮空気を受ける

供給された圧縮空気をユニットへ導きます。


2. フィルターで異物を除去する

水分や粉じんなどを取り除きます。


3. 圧力を調整する

レギュレーターで必要な圧力へ調整します。


4. 空圧機器へ供給する

グリッパーやシリンダーなどへ圧縮空気を送ります。


◆つまりエアー供給ユニットは、適切な圧力と空気品質を維持することが重要です。



■FRLユニットとの違い


混同されやすい装置としてFRLユニットがあります。


△エアー供給ユニット

空圧を供給・管理する装置全般を指します。


△FRLユニット

フィルター(Filter)、レギュレーター(Regulator)、ルブリケーター(Lubricator)で構成される代表的なエアー供給ユニットです。


つまり、

・エアー供給ユニット=空圧供給装置の総称

・FRLユニット=その代表的な構成

という違いがあります。



■レギュレーターとの違い


もう一つ混同されやすいのがレギュレーターです。


△エアー供給ユニット

フィルターや圧力計などを含むシステム全体です。


△レギュレーター

供給圧力を調整するための部品です。


つまり、

・エアー供給ユニット=複数部品をまとめた装置

・レギュレーター=圧力調整を行う構成部品

という違いがあります。



■ロボットでの使われ方


エアー供給ユニットは、次のような用途で利用されています。


1. エアグリッパー

把持動作へ圧縮空気を供給します。


2. 真空吸着装置

真空エジェクターへ空気を供給します。


3. エアシリンダー

治具や搬送装置を駆動します。


4. ツールチェンジャー

ロック・アンロック機構を動作させます。


5. 自動組立設備

空圧機器全体へ安定した空気を供給します。


◆つまりエアー供給ユニットは、ロボット周辺の空圧機器全般で利用されています。



■主なメリット


エアー供給ユニットを導入することで、一般的に次のようなメリットがあります。


1. 安定した空気を供給できる

空圧機器の性能を最大限に引き出せます。


2. 機器寿命を延ばせる

異物や水分による故障を防止できます。


3. 圧力を最適化できる

用途に応じた圧力設定が可能です。


4. 保守性を向上できる

フィルター交換や点検が容易になります。


5. 設備全体の信頼性を高められる

安定した生産ラインを維持できます。



■注意点


一方で、エアー供給ユニットには注意点もあります。


1. エア品質を管理する

最も重要なのは、供給する圧縮空気の品質です。水分や油分、粉じんが多いと、電磁弁やグリッパー、シリンダーの故障や性能低下につながるため、適切なフィルターやドレン処理が必要です。


2. 使用圧力を確認する

各空圧機器の推奨圧力に合わせて調整します。


3. フィルターを定期交換する

目詰まりを防ぎ、空気品質を維持します。


4. エア漏れを点検する

継手や配管からの漏れを確認します。


5. ドレンを排出する

タンクやフィルター内に溜まった水分を除去します。



■実務で重要なポイント


エアー供給ユニットを効果的に運用するには、次の点が重要です。


1. 必要流量を把握する

最も重要なのは、ロボットや周辺機器が同時に使用する空気量を計算し、それに十分対応できる供給能力を確保することです。


2. 配管レイアウトを最適化する

圧力損失を抑えられるよう設計します。


3. エア品質を定期確認する

フィルターやドレンの状態を点検します。


4. 保守履歴を管理する

交換時期や点検結果を記録します。


5. 実機で圧力を確認する

動作時の圧力低下がないか確認します。


6. 将来の設備増設を考慮する

供給能力に余裕を持たせます。



■よくある課題


エアー供給ユニットでは、次のような課題が発生しやすくなります。


・圧力不足になる

・流量が不足する

・水分が混入する

・エア漏れが発生する

・フィルターが目詰まりする

・ドレン管理が不十分

・機器寿命が短くなる

・定期保守が必要


◆このためエアー供給ユニットは、

  適切な供給能力と空気品質を確保し、定期的な点検・清掃・部品交換を行うことが重要です。



■自動化との相性


エアー供給ユニットは、自動化設備との相性が非常に良く、産業用ロボット、協働ロボット、エアグリッパー、真空吸着装置、PLC、自動組立設備などと組み合わせることで、高品質な空圧システムを構築できます。


主なメリットは次のとおりです。

・安定した空圧供給を実現できる

・設備の信頼性を向上できる

・空圧機器の寿命を延ばせる

・保守コストを削減できる

・省人化を実現できる

・自動化ラインを安定稼働できる



■まとめ


エアー供給ユニットとは、圧縮空気の圧力や品質を管理し、ロボットや空圧機器へ安定して供給するための装置です。フィルターやレギュレーター、圧力計などを組み合わせることで、空圧機器の性能を最大限に引き出し、設備全体の信頼性を向上させます。


実務では、必要な圧力・流量、空気品質、フィルター性能、将来の設備拡張などを考慮して選定することが重要です。定期的な点検やフィルター交換、ドレン管理を行うことで、安定した自動化ラインを長期間維持できます。

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