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高精度協働ロボットのFAIRINO(フェアリノ・ファイリノ)

Communication Cycle Time

通信サイクルタイム

通信サイクルタイムとは、機器間でデータ通信が1回完了するまでにかかる時間のことです。

PLC、ロボット、センサー、I/O機器などの制御機器がデータを送信し、相手側で受信・処理されるまでの周期を指します。

産業用ネットワークでは、この通信サイクルタイムが設備の応答速度や制御精度に大きく影響します。


サイクルタイムが短いほど、装置はリアルタイムに近い制御が可能になります。


例えば、PLCとI/Oモジュールが通信する場合、次のような流れでデータが更新されます。


1️⃣ PLCがデータを送信2️⃣ I/O機器がデータを受信3️⃣ 入出力状態を更新4️⃣ PLCへ応答データを返送


この一連の処理にかかる時間が通信サイクルタイムです。


■通信サイクルタイムの例


産業ネットワークでは、通信方式によってサイクルタイムが異なります。

通信方式

サイクルタイム目安

Modbus TCP

10~100ms

EtherNet/IP

1~10ms

Profinet RT

1ms程度

Profinet IRT

250µs~1ms

EtherCAT

100µs~1ms

高精度制御が必要な設備では、1ms以下の通信周期が求められる場合もあります。


■通信サイクルタイムと制御性能


通信サイクルタイムが短いほど、次のようなメリットがあります。

項目

内容

制御応答

高速制御が可能

同期精度

モーション制御が安定

装置性能

生産性向上

安全性

異常検知が早い

例えば、ロボットやサーボモーター制御ではリアルタイム通信が重要になります。


■FA・協働ロボットでの通信サイクルタイム


工場の自動化設備では、次のような通信で通信サイクルタイムが重要になります。


◆PLCとI/O通信

設備のセンサー・アクチュエータ制御


◆ロボット制御

位置制御・状態監視


◆モーション制御

サーボモーター同期


◆画像処理通信

検査結果のフィードバック


例えば、協働ロボットとPLCをEtherNet/IPで接続する場合、**通信周期(RPI:Requested Packet Interval)**が通信サイクルタイムに相当します。


■通信サイクルタイムに影響する要因


通信周期は次の要素で変化します。

要因

内容

ネットワーク帯域

通信速度

機器処理能力

CPU性能

接続機器数

ノード数

通信プロトコル

Ethernet方式

ネットワーク構成

スイッチ・ハブ

特にFAネットワークでは、機器台数やネットワーク設計が通信周期に大きく影響します。


■まとめ


通信サイクルタイムとは、機器間でデータ通信が1回完了するまでの時間を指し、PLC、ロボット、I/O機器などの制御性能に大きく影響する重要な指標です。


産業用Ethernet通信では、短い通信サイクルタイムを実現することで、高速・高精度な設備制御が可能になります。

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